少しお勉強(スパムが来るので変更しました)2010年05月20日

エピペン
たまに薬の話です

昨夜の勉強会「エピペン注射薬」です。
ハチ毒などのアナフィラキシー症状を抑える薬です。

エピペン注射液
発売元はマイラン製薬(メルクホエイからマイラン製薬になった、ジェネリック世界第3位)

何に使うかというとアナフィラキシー補助治療剤
蜂毒、食物アレルギー、ラテックスアレルギーなど
1本にアドレナリン2mg/2ml、1mg/2mlの1回使い捨ての注射剤。
使用量は0、01mg/kg、1回に0.15mgと0.3mgの定量しかでないようになっている。(体重30kgが境)

蜂などに刺され30分までに使用すると死亡は0。
副作用はボスミンと同じになっている。
期限は実質1年、輸入品のため。(製造段階では2年もあるのにアメリカって遠いのね)
登録(ハガキ)すると期限連絡ハガキで期限切れを知らせてもらえる。
薬局では連絡シールを付けてもらう用にお願いする、処方医と現場の医師が違うことが多い為、その連絡をスムーズに行う為に必要。
年9000件ほど処方され500件ほど使用されている。
注射後は必ず受診すること。

金額は13000円位、自由診療なので病院、薬局によって違う。
スターターパックには携帯ポーチがついてくる、ポーチなどに入れ必ず遮光保存、UVによって変質、液の色も変わってくるのでそうなったら買い換える。

中身はアドレナリン、で復習です(ドクトルあうんより引用)

アドレナリン (adrenaline) 分 子式はC9H13NO3。
英名:[アドレナリン]
米名:[エピネフリン]

交感神経に作用し、血管に対してはα受容体刺激による収縮作用とβ受容体 刺激に対する拡張作用を示す。
皮膚血管では収縮作用が優先するため、局所に適用すると末梢血管を収縮し止血作用を現し、また、鼻・口腔粘膜の充血・腫脹を抑制する。
心臓においては、洞房結節の刺激発生のペースを速めて心拍数を増加させ、心筋の収縮力を強め、心拍出量を増大するので強心作用を現す。
気管支筋に対しては、弛緩作用を現し、気管支を拡張させて呼吸量を増加させる。
眼虹彩拡張筋を収縮させ散瞳作用を現し、開放隅角緑内障患者の眼圧を低下させる。
結膜の血管収縮の結果、充血を去る。
すい臓被膜に対する収縮作用もある。
アデニリ酸シクラーゼを賦活し、サイクリックAMPを増加させることにより肝臓・筋肉のグリコーゲンの分解が促進され、血糖値が上昇する。

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