今日の一冊 / 用薬須知2010年11月20日

用薬須知
写真を見て判る方は・・・・変な人です。

普通は判らないですよね。
名著出版の物ですから影印本です、題名は「用薬須知」、本草書です。

とあるところで、江戸の頃の乾姜の修治ってどんなのでしょう?なんて話が出ました。

えっ、今と違うの???

で、調べてみると・・・と言っても手持ちの本ではあまり載っていません。

古方薬品考(1841年)
 内藤尚賢
 切りて乾かす
 あるいは陶器に入れ炒る
和漢薬の良否鑑別法および調整法
 一色直太郎(大正5年発行)
 刻みて炙り用いる
和漢三才図会(わかんさんさいずえ)(1712年)
 (黒く?)炒りて用いる

で到着したこの本では・・・

用薬須知(ようやくすち)(1726年)
 松岡怒庵
 乾生姜にあらず、乾生姜を用いるのは誤りである
 調製法は記載無し

あら??
とりあえず、炮じるよりは炒る、炙る感じでしょうかね?
発注済みの次の本に期待しましょう。
早ければ今日辺り届くはずなんですけどね。

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