押し切り、片手盤2010年12月06日

片手盤のようなもの
漢方薬の原料、今はほとんど切り刻まれた状態で入ってきます。
まるのまま、原型のままの生薬は、なかなか手に入りません。

ですので、それほど必要ではないのですが、まるのまま生薬を刻む機械があります、それが押し切り、あるいは片手盤と呼ばれる物です。
普通は刃の厚い包丁で作るようですがお試しで鉈(なた)でやってみました。

気軽に某ホームセンターに行って工作室で先端に穴を開けてもらえばいいかなって思っていたのですが・・・・

開きません、ドリル2本ダメにしてやってくれたのですがダメです、電気だかガスだかを使えば2~3mmくらいの穴は開けられるよとの事なのでやってもらいました。
結果3~4mmほどの穴が開きました(円とはほど遠い、とりあえず貫通した穴です)感謝です。

うまくいかなかったので作業代金は要らないとのこと(刃物には手を出してはいけないと勉強になったとのことです、ちょっとラッキーかな?)

そこに無理矢理4mmのネジをたたき込んで作ったのが写真の物です。
切れ味は・・・・・手伝ってもらった爺様が手を切りましたから、それなりに切れるとは思います。

費用 鉈 3,080円、ネジや金属類約 1,000円 位です。

今手に入る生の物(丸のままの物)は甘草くらいです、それ以外は法律上使えません(医薬品としての認可の関係で)、サンプルなんかでは桂皮なども在りますが製造に使うことは出来ないので、この機械を使って作る漢方薬はほとんどが実験用となります。